住宅ローンの固定金利が引き下げ!11月は「10年固定」と「フラット35」に注目

住宅購入をご検討中の方に、住宅ローン金利に関する注目のニュースです。

2026年10月30日、国内大手5銀行が11月に適用する住宅ローン金利を発表しました。

共同通信の報道によると、大手5銀行のうち4銀行が、10年固定型住宅ローンの最優遇金利を前月より引き下げました。

引き下げ幅は0.140~0.520ポイント。最近の長期金利の低下などが影響したとみられています。

なぜ固定金利が下がったの?

住宅ローンの固定金利は、一般的に長期金利の動向に影響を受けます。

2026年9月には、長期金利の代表的な指標である新発10年物国債の利回りが一時3%を超えましたが、10月末には2%台後半まで低下しました。

2026年9月に3%を超え、10月末には2%台後半に低下した長期金利の動きを示すイメージグラフ
長期金利の動き(2026年8月~10月)。 ※報道された水準をもとにした概略イメージであり、 日々の実測値を再現したグラフではありません。

こうした動きが、11月の住宅ローン固定金利の引き下げにつながったと考えられます。

ただし、金融機関によって金利の決定方法は異なり、今回も大手5銀行すべてが引き下げたわけではありません。

フラット35も11月は金利引き下げの可能性!

長期間、返済額を安定させたい方に選ばれている、全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」。

フラット35の金利も、長期金利や資金調達環境などの影響を受けます。

不動産・住宅ローン情報サイト「ダイヤモンド不動産研究所」は、2026年10月22日付の記事で、11月のフラット35金利が前月より0.06ポイント低下し、3.580%になると予想しています。

これは住宅金融支援機構が発行する債券の金利などを参考にした予測で、借入期間21~35年、頭金10%以上、団体信用生命保険付きの条件によるものです。

11月のフラット35金利は下がるかもしれません!

ただし、これはダイヤモンド不動産研究所による予想であり、正式な適用金利を保証するものではありません。

10年固定型だけでなく、フラット35をご検討中の方も、11月の金利動向に注目しましょう。

子育て世帯は「フラット35子育てプラス」にも注目!

フラット35には、一定の条件を満たす子育て世帯や若年夫婦世帯を対象に、借入当初の金利を引き下げる「フラット35子育てプラス」という制度があります。

例えば、子育てプラスによる金利引き下げ幅は次のとおりです。

対象世帯 金利引き下げ
若年夫婦世帯または子ども1人 当初5年間 年0.25ポイント
子ども2人 当初5年間 年0.50ポイント
子ども3人 当初5年間 年0.75ポイント

※若年夫婦世帯は、原則として借入申込年度の4月1日時点で夫婦のいずれかが40歳未満の世帯です。子育て世帯の子どもの年齢などにも条件があります。

もし11月のフラット35の基本金利が下がれば、子育てプラスの対象世帯は、そこからさらに制度による金利引き下げを受けられる可能性があります。

なお、子育てプラスの優遇幅自体が11月に拡大するという意味ではありません。ほかの金利引き下げメニューとの併用や適用期間には条件があります。

5年後に金利が下がっていれば、借り換えを検討する方法も

住宅ローンは、一度契約したら最後まで同じ商品を利用しなければならないわけではありません。

例えば、フラット35子育てプラスの当初5年間の金利優遇を活用し、5年後に現在より有利な住宅ローン金利が提供されていれば、借り換えを検討するという方法もあります。

フラット35は全期間固定金利なので、借り換えをしなければ、当初の優遇期間終了後も契約時に定められた基本金利が適用されます。

そのため、5年後に金利が上がっていた場合でも、無理に借り換える必要はありません。

一方、将来金利が下がっていれば、他の全期間固定型住宅ローンや変動金利型住宅ローンなどへの借り換えによって、返済負担を軽減できる可能性があります。

借り換えを検討する際の注意点

借り換えには新たな審査や諸費用が必要です。金利差だけでなく、残りの返済期間や借入残高、団体信用生命保険の保障内容なども比較する必要があります。

また、将来の金利低下や借り換えができることを前提にせず、まずは現在の条件で無理なく返済できる資金計画を立てることが大切です。

変動金利はどうなる?

11月の大手5銀行の変動型住宅ローン金利は据え置きとなりましたが、今後の金利は日銀の金融政策や各金融機関の判断によって変動する可能性があります。

10年固定・フラット35をご検討中の方は11月の動きに注目!

住宅ローンは、わずかな金利の違いでも長期間の返済額に影響します。

特に、10年固定型やフラット35をご検討中の方は、11月の金利動向を確認してみましょう。

ただし、10年固定型は当初10年間の金利が固定される商品で、フラット35は原則として借入期間全体の金利が固定される商品です。

金利だけでなく、固定期間や将来の返済額、利用条件なども比較することが大切です。

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参考資料・出典
  • 共同通信(2026年10月30日) 「住宅ローン固定型4行下げ 11月、長期金利低下で」
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  • ダイヤモンド不動産研究所(2026年10月22日) 「2026年11月の住宅ローン金利を予想」
    記事を見る
  • 住宅金融支援機構 「フラット35子育てプラス」
    公式情報を見る
  • 住宅金融支援機構 「借換融資の制度拡充について」
    公式資料を見る

※本記事は2026年11月1日時点の情報です。将来の金利動向については予想を含みます。実際の借入金利や適用条件は金融機関等にご確認ください。