なぜ不動産の購入・売却に仲介会社が必要なの?

なぜ不動産の購入・売却に仲介会社が必要なの?

新築建売住宅を購入するとき、「売主から直接買えば、仲介会社を通さなくてもよいのでは?」と考えたことはありませんか?

また、中古住宅や土地を売買する際、「知り合い同士だから、直接契約すれば仲介手数料を節約できる」と考える方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、不動産会社を介さずに取引できるケースもあります。

不動産の購入・売却には、物件選びや価格以外にも、住宅ローン、法律、契約条件、建物の状態など、多くの確認事項があります。

不動産仲介会社の役割は、単に物件を紹介することではありません。

購入・売却に伴うさまざまな判断や手続きをサポートし、安心して取引を進められるようお手伝いすることが大切な役割です。

1.新築建売住宅で仲介会社を利用するメリット

新築建売住宅の外観イメージ
新築建売住宅のイメージ画像(AI生成)

新築建売住宅は、完成した建物を実際に見て購入できることが大きな魅力です。

しかし、購入時には建物の価格だけでなく、オプション工事や住宅ローン、引渡しまでの手続きについても判断する必要があります。

① 必要なオプション・不要なオプションを判断できる

新築建売住宅では、網戸、カーテンレール、照明、テレビアンテナ、エアコンなどが標準装備されていない場合があります。

一方で、すべてのオプションを購入する必要があるわけではありません。

仲介会社に相談することで、生活に必要な設備、後から設置できる設備、他社への依頼も検討できる工事などを整理できます。

本当に必要なものだけを選ぶことが、購入費用を抑えるポイントです。

② 引渡し前の立会いで、気になる箇所を確認できる

新築建売住宅では、引渡し前に建物の状態を確認する立会いが行われることがあります。

例えば、壁紙の傷、建具の開閉、床の傷、設備の動作などです。

経験のある仲介会社が同行することで、購入者が気付きにくい箇所についても確認をサポートできます。

ただし、目視による確認ですべての施工不良を発見できるわけではありません。構造や施工品質を詳しく調べたい場合は、専門家による住宅診断も選択肢になります。

③ 物件のデメリットも確認できる

売主である住宅メーカーは、自社物件の特徴やメリットを説明する立場です。

一方、買主側の仲介会社は、購入者の立場で物件を検討するための情報を提供できます。

例えば、駐車場の使いやすさ、日当たり、隣家との距離、周辺道路の状況、将来の維持管理などです。

物件によっては、購入前に知っておきたい注意点がある場合もあります。

良いところだけでなく、気になるところも理解してから購入を判断することが大切です。

④ 住宅ローンや団体信用生命保険を相談できる

住宅ローンは、金利の低さだけで選ぶものではありません。

変動金利と固定金利の違い、借入期間、諸費用、団体信用生命保険(団信)の保障内容など、比較する項目は数多くあります。

仲介会社に相談することで、複数の金融機関の条件を比較し、購入者の収入や家族構成、将来の生活を考慮した資金計画を検討できます。

なお、融資の可否や金利などの最終判断は金融機関が行います。

⑤ 住宅メーカーとの交渉や調整を任せられる

新築建売住宅を継続的に取り扱う仲介会社は、住宅メーカーの担当者と日常的に取引を行っています。

そのため、初めて住宅を購入するお客様に代わって、引渡し時期や工事内容、各種条件などについて円滑に相談・調整できる場合があります。

継続的な取引関係や実務経験が、交渉に役立つこともあります。

ただし、必ず有利な条件になるわけではなく、最終的には売主の判断によります。

⑥ 追加の外構工事も相談できる

カーポート、フェンス、目隠し、駐車場の拡張など、住宅購入後に追加の外構工事を希望される方もいらっしゃいます。

住宅メーカーでは対応できない工事や、対応範囲が限られる工事についても、仲介会社を通じて外構業者へ相談できる場合があります。

また、継続的に取引している施工業者があれば、工事内容や費用の相談、施工時期の調整などをスムーズに進められる可能性があります。

ただし、費用面で必ず有利になるとは限らず、施工内容や保証条件の比較も大切です。

⑦ 契約から引渡しまでのスケジュールを管理できる

新築建売住宅の購入では、購入申込みをしてから引渡しを受けるまでに、さまざまな手続きがあります。

例えば、売買契約、住宅ローンの本審査、金銭消費貸借契約、建物の立会い、残代金の決済、鍵の引渡しなどです。

これらの手続きには期限や順序があり、住宅ローンの審査状況や売主の都合によって日程調整が必要になる場合もあります。

仲介会社は、売主や金融機関などと連絡を取りながら、必要な手続きやスケジュールを整理し、引渡しまで円滑に進められるようサポートします。

初めて住宅を購入する方にとって、次に何をすればよいのかを相談できることも大きなメリットです。

⑧ 司法書士や金融機関との連絡調整を任せられる

住宅購入では、不動産会社と住宅メーカーだけでなく、金融機関や司法書士など、複数の関係者が手続きに関わります。

住宅ローンの必要書類の確認、融資実行日の調整、所有権移転登記や抵当権設定登記の準備など、購入者にとって慣れない手続きも少なくありません。

仲介会社は、こうした関係者との連絡や日程調整をサポートし、書類の準備漏れや手続きの遅れを防ぐよう努めます。

なお、登記申請などの専門業務は司法書士が行い、融資審査や融資実行は金融機関が判断・実施します。

⑨ えがおエステートなら、新築建売住宅の仲介手数料が無料!

ここまで、新築建売住宅の購入で仲介会社を利用するメリットをご紹介しました。

「これだけサポートしてもらうと、仲介手数料も高いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

えがおエステートでは、新築建売住宅の仲介手数料を無料でご案内しています。

物件選びから住宅ローン、団信、オプション工事、外構工事、引渡しまで、購入に関するさまざまなご相談に対応しています。

※仲介手数料が無料でも、登記費用、住宅ローン関連費用、火災保険料など、その他の購入諸費用は必要です。また、物件や取引条件によってはお取り扱いできない場合があります。

2.中古住宅や土地の売買では、仲介会社の役割がさらに重要

築20年程度の中古戸建住宅の外観イメージ
中古戸建住宅のイメージ画像(AI生成)

中古住宅や土地の売買では、売主も買主も一般の個人というケースがあります。

知人や親戚、近隣住民同士で売買する場合など、仲介会社を通さずに直接契約することも法律上は可能です。

しかし、仲介手数料を節約できる一方で、注意すべき点があります。

① 契約書や重要事項説明書がない取引のリスク

売主・買主がともに一般の個人で、宅建業者が関与しない直接売買では、宅建業法に基づく重要事項説明は義務付けられていません。

しかし、契約条件を明確にしないまま売買すると、後から認識の違いによるトラブルが発生する可能性があります。

例えば、引渡し時期、境界、設備の故障、契約不適合責任、契約解除の条件などです。

仲介会社が入る場合は、必要な調査を行い、重要事項説明書や売買契約書を整備して、売主・買主双方が契約内容を確認できるようサポートします。

不動産取引では「言った・言わない」のトラブルを防ぐためにも、契約条件を書面で明確にすることが重要です。

② 住宅ローンが利用できない場合もある

中古戸建や注文住宅用の土地を購入する際、住宅ローンを利用する方も多いでしょう。

金融機関によっては、売買契約書や重要事項説明書の提出が求められます。

個人間売買だからといって住宅ローンが必ず利用できないわけではありませんが、書類が不足していると審査や融資手続きに支障が生じる場合があります。

また、土地を購入して注文住宅を建てる場合は、建築計画や融資実行のタイミングなども確認する必要があります。

③ 建物の不具合や土地の法令上の制限

中古住宅では、雨漏り、シロアリ被害、建物の傾き、設備の故障などが問題になる場合があります。

土地では、接道状況、建築制限、境界、上下水道の引込み、私道の権利関係なども重要です。

例えば、土地を購入してから希望する建物が建てられないと判明すれば、大きな問題になります。

仲介会社は、こうした事項について必要な調査や説明を行い、売主・買主双方が取引条件を理解できるようにします。

※仲介会社が調査しても、すべての不具合や将来の問題を発見・防止できるわけではありません。必要に応じて建物状況調査や測量などを検討することも大切です。

3.仲介手数料は単なる紹介料ではありません

仲介会社の仕事は、物件を案内して契約書を作ることだけではありません。

物件調査、契約条件の調整、住宅ローンの相談、各種書類の準備、司法書士や金融機関との連絡調整、決済・引渡しまでのスケジュール管理など、不動産取引全体をサポートします。

仲介手数料は、こうした媒介業務に対する報酬です。

もちろん、売主から直接購入できる場合や、仲介手数料を抑えられる場合もあります。

大切なのは、費用だけでなく、どのようなサポートを受けられるのかを比較することです。

4.不動産の購入・売却を安心して進めるために

不動産の購入・売却は、数百万円から数千万円という高額なお金が動く取引です。

住宅購入は、多くの方にとって人生で何度も経験するものではありません。

一方で、不動産仲介会社は日常的にさまざまな取引に携わり、専門的な知識や経験を積み重ねています。

その知識と経験を生かして、購入者には納得できる住まい選びを、売却者には安心して進められる売却手続きをサポートすることが、不動産仲介会社の大切な役割です。

不動産仲介会社は、単に物件を紹介する会社ではありません。

購入・売却に伴う不安や疑問を解消し、安心して取引を進めるためのパートナーです。

高額な取引だからこそ、疑問や不安を残さず、十分に納得したうえで契約することが大切です。

えがおエステートでは、新築建売住宅の購入を中心に、中古住宅や土地の売買についてもご相談を承っています。

住宅ローンや団信、オプション工事、外構工事、物件選びなど、気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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参考資料

国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」
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e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」
宅地建物取引業法はこちら